空草子

忘れたくない瞬間の保管場所 間違った記憶を残していたら教えてください

manaminorisa one-man Live [LAST] の話

2023.04.01  中野サンプラザ まなみのりさラストライブ

 

🌸セトリ

片道切符

Diamond dust

ウソ

Escape

bye my love

Re:start

MC

LUCK SONG

byebyeバイナリ

ORION

三ツ葉

オレンジ

相合傘

knock

waveびーと

ココロト

愛してた

できるなら…

風蝉の灯

花びら

変わらなきゃ

かかとを鳴らして

MC

MC(記念撮影)

 

 

サンプラザの周りに桜が綺麗に咲いていて、暖かくて澄んだ空の春の日だった 最後の1ページを綴るのにぴったりのお天気

 

会場のロビー上手側にはこれまでの衣装が展示されていて、下手側には写真が簾のように吊り下げられていた アイドルさんもたくさん観にきていて(女子翼さんとすれ違った)、階段にもロビー中央にもたくさんのお花が並んでいて、まみりさんの人柄と繋がりをとても感じた こんなにもたくさんの人が彼女たちの門出をお祝いしている

 

注意事項のアナウンス 多分りささん 諸注意を読み上げた後お話が入った ニュアンスでしか覚えてないのが悔しい

「今日は声出しもOKです 間に合って良かった まなみのりさのライブは座って観て大丈夫です みんな立って〜!って言ったら立ってくれると嬉しいです でも強制じゃないから座って見ててもいいよ 泣いても笑ってもこれが最後です みんな楽しんでいきましょう」

「まなみの〜?」\りさー!/「まなみ〜?」\のりさー!/「まなみのり〜?」\さー!/独特なコーレス

 

ステージの手前に幕があって、後ろにも菱形の装飾があった オープニングで前の幕に映像が投影される まなみのりさがスタートした日付から2023年4月1日まで日にちが進み、これまでのワンマンのタイトルがたくさん映し出された ここでもう泣きそうになる

キラキラとしたたくさんの大小ある三角がふわふわと漂っていて、これはこれまでの思い出のかけらなんだろうと思った

暗い中3人が立ち位置に着く シルエットと共にこのワンマンのタイトルが細く滑らかな文字で重なる

 

片道切符

これから始まるのか〜…になった 終点まであと一駅 発車してしまった

中や外側から見た電車の映像と共に歌う 横から見ていたから幕と彼女たちの空間と後ろの映像でサンドイッチみたいに重なって見えていたけど、正面から見たらきっと実際に電車に乗っているように見えていたのかなと思う

2A「何もなかったかのように」曲のブレイクと同時に横に走っていた電車の映像もピタッと一瞬止まった 時の流れが止まったみたいだった 

ラスサビ「まだ何も出来てないから」一段と強い気持ちを感じた このライブが終わる頃にやっと『出来た』と言える、みたいな

 

 

Diamond dust

無数のキラキラとした宝石のかけらのような大小の菱形の映像の中で踊る3人があまりにも綺麗で、こちら側との空間が剥離していた 時折星が煌めくように彼女たちに光が当たるけれど基本的に薄暗くて宇宙の中で踊っているようだった 

2サビの歌詞がピッタリこの日の光景と重なってグッときた

 

 

ウソ

イントロ終わった後の間奏で幕がバッと剥がされるように落ちた いつ幕がなくなるんだろうなと思っていたら… 剥がれるタイミングここでしかなくて声が漏れた

これまでの2曲は幻想的で建前のような、なんだろうな、彼女たちの実在を掴めないような感覚で、それがここで「隠していた」本音と一緒に姿がはっきりと見えるようになるの良すぎる 言いたいこと伝わるか!?

 

 

Escape

1A「少しの嘘も、いらなくなったんだ」直前の『ウソ』の対みたいでハッとした 

 

 

MC

何話してたか忘れてしまったけど、いつも通りの3人の朗らかなお話

会場いっぱいに人が入っていて、嬉しそうに奥まで見渡していた3人が印象的でした

ステージも三角なんだよ!と教えてくれた 上から見たらきっとよくわかったと思う ちゃんと見えなかったのが少し悔しいけどみのりさんが淵に沿うように歩いてくれた(かわいい)

「私たちね、みんなの近くに行きたいので行きまーす!」!?!?

会場を立たせた後本当に練り歩きタイム始まって動揺した

 

LUCK SONG

音源流しながら上手の通路から3人がカメラと一緒に降りてくる 上手ブロックの通路側にいたのでまみりさん全員と目を合わせてお手振りできた ありがとうございました

前にいた彼女たちの衣装に似たお洋服(以前着ていたデザインなのかは不明)をおそらく手作りで着ていたオタクがまみりさんと一緒にカメラに収められていて拍手した 良かった

本当に後ろまで回っていて、時間足りなくて後半「間に合わない!!」って急いで戻ってきていて愛おしかった

 

 

バイナリ

連続大回転してたら体幹悪すぎて座席の角に何度も足ぶつけた(そうですか)

 

 

ORION

 ORIONのオタクなのでイントロのギターのプーーンって音で思わず手叩いて拳を掲げてしまった イントロドン優勝の勢いだった 隣にいた友達に「拳掲げたからきっと次ORIONなんだろうなと思った」って言われてウケた 嬉し〜回収できて良かった 私は『届ける、伝える』の歌詞に弱いし好きなので

落ちサビ、どうしても手を伸ばしたくてみのりさんにまっすぐケチャをした 「この声この想い届けるんだ」

青と白の無数の細いレーザーがピカピカと外側に向かって放たれていて、星座を作るような星と星を結ぶ線のようで、その輝きの中心が3人だったのすごく良かったな 「夜空をなぞればほら 輝く三つ星に惹かれ」の体現 つーかこの歌詞良すぎん!?大好きここ

 

三ツ葉もオレンジも緑とオレンジ色の照明で照らされていて良かった

三ツ葉の歌詞を聞きながらオタクたちからのフラスタが四葉だったのを思い出した

三ツ葉もオレンジも、オタクたちに向けたラブレターだった

 

 

相合傘

映像すごい綺麗だった 菱形の枠が一瞬にして窓になった 十字の格子の入った窓に雨粒が当たって、時折車のライトで明るくなったりしていて雨粒がキラキラと光る

これは見間違いかもしれないけど後半にかけて雨足も強まっていたように見えた

 

 

knock

両脇からシャボン玉が出てきて客席にもふわふわと漂ってきて綺麗だった

 

 

waveびーと

イントロと共に即立ち上がった 声出し有りのwaveびーと楽しかった〜間に合ってよかった

ギラギラバチバチのカラフルレーザーがクルクル回って照らしていてさいこ〜だった ミラーボールみたい

 

 

ココロト

嬉しくてぴょんぴょん飛び跳ねた 1番好きかも 前述した通りORIONと同じで歌詞が大好き 「こころ」が「本音」なのと「こたえ」が「本心」の表記なのが特に 

サビの「限りある許された今」が3人と重なってグッときた

 

 

ここで一度暗転して3人が捌ける これまでの思い出の写真がセピアがかった色で何枚も現れた 映写機の音と共にフィルムに収まる 後半ブロックからこれが最後のライブということを忘れて楽しく観ていて、そうだった、と現実に引き戻された

 

 

できるなら…

真ん中に小さい三角を作るように3人で立って、上から三角錐のように照明が包み込む 水槽の中にいるような青と水色と白の混ざった照明 後ろの菱形の装飾にここで今回初めて歌詞が出された 歌詞だけが黒バックで映し出される 正面から見た時照明の中に入るように出ていたのかなぁと思った

広い広いステージの真ん中に照明で囲われてポツンと3人で小さく固まっていて、「殻を破りたい だけど破り方がわからないよ」の体現だった

 

 

風蝉の灯

演出大賞すぎる

白い煙が床を這って、その煙にオレンジの照明が当たる 陽炎だった 足元が煙で見えなくて現実ではない世界 空想というよりも、記憶の中の光景

ターンをするたびに彼女たちのスカートの裾と一緒に煙も巻き上がって陽炎のゆらめきが大きくなる

1サビのアカペラが遠くまで強かに響いていて、記憶の片隅からの声みたいだった

これは私の感覚だから意図したこととは違うかもしれないけれど、オレンジに燃えた煙が炎にも見えて、ラストの「そろそろ歩き出さなきゃ 遠く霞んでゆく君に 僕はそっと手を振った」で過去との決別として記憶を燃やしているようにも見えた

 

 

花びら

後ろの菱形の装飾に桜の花びらがハラハラと舞う映像 イントロで彼女たちが1人ずつ動くたび大きく舞っていて、合わせた動きになっていたのがすごくよかった

 

 

変わらなきゃ

アウトロの最後のみのりさん、いつも手を大きく横に振って握っていたのに今回は動かさず、でも今まで見た中で1番力強く握っていてグッときた 引き寄せて掴むのではなく手の中心に引き込むような、彼女の決意

 

 

かかとを鳴らして

イントロのまなみさんの命の吹き込み方が優しくて嬉しそうに微笑んでいてたまんなかった 最後の魔法

落ちサビ「季節が巡ったらどこかでまた会えますように」願いを込めてまっすぐ手を伸ばした

ラスサビ「私は強くなった」りささんが深く息を吸いながら胸いっぱいの嬉しそうなお顔で顔を上げていて、この場所を選んでよかった、と思った 

最後のトン、と鳴らす音がしっかりと聞こえてきた この音を忘れたくない

 

 

MC

うろ覚えの記憶なので違うこと書いてたらすみません

まなみさん

「何を話そうかずっと考えていたけどまとまりませんでした!この15年どうでしたか?とかインタビューでもよく聞かれたんですけど、『青春だったものが人生になりました』って答えました

振り付けも私がほぼつけていたりしたんですけど、本当は振り付けるのあまり好きではなくて…でも、2人が褒めてくれたし観てくれる人たちがいたからここが私の居場所だって思えました 居場所を作ってくれてありがとう 振り付けは残らないので是非この機会にDVDを…笑

まなみのりさのまなみとしていられて幸せでした」

『青春だったものが人生になりました』ってすごい言葉だ そして居場所の話でできるなら…の歌詞と繋がってグッときた

 

りささん

「こんなにたくさんの人たちが来てくれてて嬉しい 半分くらい入っていたらいいなあって思いながら来てたの そしたらこんなに後ろまでいっぱいで、私たちを見届けに来てくれてありがとうございます 

たくさん幸せをもらってきたから、ここにいるみんなにはこの先も幸せで楽しく進んでいってほしい

中野サンプラザに立てるなんて思ってなかった 観にくる場所だと思ってたから こうしてこの場に立てたのは私だけの力じゃ無理で、2人がいて、スタッフさんがいて、観にきてくれるみんながいて、関係者の方々がいて、みんなの力のおかげで私はここに立てています ありがとう

今日すっごく楽しかった こうして今ここに立てているのが私の誇りです」

『幸せをもらってきたから』の話、きっと栞の歌詞のここはりささんの書いた箇所なんだろうなと思った そして誇りですと自信いっぱいに話してくれた姿が見れて感無量だった 謙虚な人たちだから、最後に自信いっぱいに言い切ってくれたことがとても嬉しい

 

みのりさん

「すごく頼りない私たちだったと思います 今日も集合時間になっても私しかいなかったし…」まなみさん「ごめんね」りささん「ごめんなさい…東中野で降りちゃったの」←かわいい

「でも、まなさんとりつことじゃなきゃここまで来れなかった この3人だったからここまで来れたんだと思う 

この先それぞれの道を歩んで行くんだけど、私たちは小学生の頃のダンススクールからずっと一緒で、中学高校大学とずっと一緒に来れて、まなみのりさのみのりとしていられて幸せでした」

まみりとしては15年で、これだけでも長いのに彼女たちのつながりはもっと長くて、人生のほとんどを一緒に過ごしてきた中でここから違う道を歩く決断をするのは想像を絶するほどたくさん悩んで出した答えなんだと思った でもこの別れで全て離れるわけではなくて、きっと、連絡を取り合って時折会うんだろうなと思う みのりさんの呼ぶ2人の愛称で仲の良さと繋がりを感じた

 

 

菱形の装飾にリアルタイムで歌っている姿を映し出す 手書きの歌詞と共に 書いた人がその歌詞を歌っていた

3人ともポロポロ泣いて歌っていたんだけど、2A「ハッピーエンドの〜」でまなみさんが泣きながらも口角を上げて笑っていて泣いちゃった 本人の意志の詰まった歌詞と表情

ラストの「最後くらいはちょっと笑顔で」、みのりさんが隣にいるまなみさんとりささんの手を取って自分の元に引き寄せてぎゅっと集まった 3人とも泣きながらふふ、と笑っていた なんて彼女たちらしい終わり方なんだろうと思った

 

最後泣いてて何も覚えてないんだけど、みんなボロボロに泣いてる中で集合写真を撮った ポーズは「ゴール!」って言いながら両手を上げる 本当に心残りなく全てを出し切って終わりを迎えたんだなぁと思った

 

手を振りながらも「まだ舞台から降りたくない〜」と後ろ髪を引かれながらゆっくりと3人が捌けていった

誰もいなくなったステージの後ろに3人のサインとコメントが映される

 

 

オタクはこの場に1秒でも長くいたいからアンコールの手拍子をやめられなかった 5分ほど関係者の皆さんも座ったままで撤去作業もされなくて、ほんの少し期待した でも10分弱経った頃2階の関係者の方々も席を立ち始め、スタッフさんたちも撤去作業に入った アナウンスがないと終わりを諦められないので残っていたらマイクも何もない地声でスタッフさんが「本日の公演は終了しました」と言いにきた マイクでアナウンスしろ…!!

でも捌けてから再び現れなかったのが全てで、こんなにも清々しく綺麗に終わったからこそこのまま挨拶に出てこなくて良かった、とも思った なによりも彼女たちが未練なく次の一歩を踏み出せた証拠だから

 

 

普段推しメンのいないグループのライブに来ることはほぼなくて、そういうライブが今回で人生で2回目だったんだけど、3人の最後に立ち会えて心から良かったと思った まみりさんのライブを観るのは今回含めても10回はいかないくらいしか観れていなくて、でもここまで心が揺れるのは彼女たちの気持ちの強さとまっすぐさがあったからなんだと思う 出会えて、間に合って良かったです 

 

ヒラヒラと桜の花びらが舞う日で、『ダイヤモンドダストみたいな桜が舞い散るこの春を忘れないよ』だった

 

 

 

 

 

 

 

日記

この日二丁目さんも観に来ることを聞いていて、開演前ふと2階席を見たらちょうどふでくれが上手側のブロックに座るのが見えた

終演後のアンコールの中、彼らはどんな想いで見届けたんだろうなぁと気になってチラッと2階に目をやったら全身ほぼ黒で帽子をかぶって眼鏡をかけた人が前のめりでこっちを見てて笑ってしまった こんなにもわかりやすいことある!? ぼんやりとしたシルエットでしか見えない距離なのにすぐ目に入ったしわかった 私のいた場所がおなカマが多かったのもあると思うけどよく見つけましたね!?だった アンコール中観るたびずっとこっち見てて(多分)2階の人たちが席を立ち始めたので小さく手を振ったらすぐ振りかえしてくれた ミキさんかわいいね

ロビーで二丁目さんからのお花を撮って階段降りて振り向いたら帰るオタクたちを上から眺めているミキさんがいた その2つ隣の枠にふでくれもいた なんでそんな離れているのか ふでくれもこっちに気づいて手を振ってくれたしミキさんも手を振ってくれた ぺいちゃんは見当たらなかったけど、わたしたちが彼らに会いたくなったのと同じように彼らもおなカマに会いたくなったのかなあと思うと愛おしい 相思相愛ですね